認知症の予防に効果的なオメガ3

認知症の予防に効果的なオメガ3

世界の他の国々と比べて日本の子供の知能指数は平均して高い、と長らく言われてきました。しかし、子供の学力に低下が見られることが、近年、国内では指摘されています。オメガ3はそれに対して何かしらの関連性を持っているのではないかという意見があります。イギリスのある博士が、20年以上前に著書で提言したものです。

 

日本人の深刻な魚離れ

 

近年、日本人は魚をあまり食べなくなり、その魚離れは深刻だとされています。この傾向が見られるのは、子供や若年層に限りません。魚は調理が難しく、食事に取り入れるのは手間がかかるということで、高齢者まで魚を食べる機会を減らしているようです。

 

DHAやEPAは、オメガ3の一種です。これらの成分は、サンマやイワシのような青魚と呼ばれる魚に多く含まれています。脳機能を発達させたり維持したりするための重要な役割を、これらの魚に含有されているオメガ3脂肪酸は持っているとされています。

 

脳の中には、ニューロンと呼ばれる神経細胞があります。このニューロンは、思考をするときのみならず、記憶を行うときにも作用します。こういったニューロンの動きが活発だと脳は発達し、物覚えがよく、学習能力が高い状態になるとされています。

 

そのため、魚を食べる機会が減少したことでオメガ3脂肪酸の摂取が不足し、それが、集中力ややる気が低い、知力が低い、といった近年の若者に見られる問題点につながっているのではないかとも言われています。

 

認知症に対する研究結果

 

一定期間オメガ3脂肪酸を高齢者に与え、脳内における情報処理速度を調べる、といった研究が行われたことがあります。この研究では、明らかな即時記憶力の高まりが観察されています。

 

認知症は、即時記憶力、集中力、短期記憶力といった脳の能力が低下することによって引き起こされます。そのため、この研究から、オメガ3を利用すれば認知症の改善にも効果があるのではないか、といった期待が持たれるようにになりました。

 

現在、高齢者の間で認知症となる方が増加しており、大きな問題とされています。また、若年性の認知症も増加の傾向が見られます。こういったことはニュース等で取り上げられる機会も増えたため、耳にしたことのある方も多いのではないのでしょうか。

 

その他、注意力散漫な児童や、集中力の欠如によって仕事で能力を行かせない方などに対しても、オメガ3の不足がその原因なのではないかと一度考えてみる必要がありそうです。